創what?

詐欺カルトからの覚醒メソッドを主軸に、世の中に蔓延る「なんとなく受け入れているもの」に風穴を開けましょう。こちらは、膨大な量の刷り込みにより凝り固まった思考を解きほぐし、自分らしさを解放し自由に生きる為のブログ。

お爺ちゃんのプレゼント(改訂)

 今日は人手不足で現場対応に追われた。
 週末のイベントや役人との打ち合わせばかりで少々体が鈍っていたから、たまにはいい。
 配置は自分がやっているので、好きな会社を選べる。
 自分の会社の近くだったので、出勤途中の総務の女の子達が、私を見て笑いを堪えながら通り過ぎていく。なんだよ。何がおかしいのかわからない。きっと、よっぽど制服が似合わないんだろう。ハロウィンだと思ってくれ。

「おお!今日は親方自らですか!」
 珍しく現場監督さんが笑顔だ。親方って。
「おはようございます。いやぁ、人が足りなくて来ちゃいました」

 今日は亡き祖父が勤めていた会社から請けた現場だ。 
 思えば祖父の会社の仕事を請け負うまで、5年掛かった。最初は門前払いから始まったが。
 仕事を貰うようになってからはもう8年くらいになる。経たねぇ。

 諦めかけていた時、うちのお爺ちゃんパワーが炸裂した。
 会長の奥様(故人)が私の祖父をよく覚えていてくれて、それが後押しになったのだ。
 4年目まで爺ちゃんの名前は出さなかったんだけど、私の名刺と、住所の話になり……(当時は実家暮らしだった)

「ということは、あなた、ライアー一世のお孫さん?」
「はい、ライアー三世でございます」
「あら~」
 ってなったわけだな。

 亡くなっても尚、私を助けてくれる祖父。色んな資格を持っていた祖父のお陰で、会社は様々な業務が出来るようになったんだと、会長の奥様(池田じゃないよ)から聞いた。

 現在は、この会社で私の祖父を知るものはいない。会長も、奥様も最近亡くなられた。
 現場で働く作業員のおじさん達も、祖父のお陰で今こうして働けているのかなぁ、なんて。みんな、自分が知らない繋がりがあるんだなぁ。

 ふっと思い出す言葉に、感情が揺らぐ。

「君のお爺さんは成仏していない」

 カルトに言われたこの言葉が忘れられない。言った奴の顔も忘れない。私にとっては、許すとか許さないの次元を越えている。仮にこいつからストーキングなんかされたら命落とすまでやってやる、ぐらいの怒りは、ずっと奥の方にしまってある。たまに取り出して使えるようにしとかなきゃ。持っていていい怒りと捨てなきゃいけない怒りがある。

 ほとほとよく理解した。私は、カルトの何が一番嫌いかって。人の生き死にに口を出す連中が心底大嫌いなんだな。

 義兄が亡くなった時、「お父さんにあの世に連れていかれた」って得意気に言った奴も同様だ。
 駆逐してやる。
 この世からカルトを駆逐したい。心からそう思う。

 お爺ちゃんごめん。
 私にも家族が出来て、爺ちゃんの気持ちがようやく解った。私はあなたの分身だ。あなたは死んでなんかいない。勝手に死んだことにしてた。
 違う。個体としてのあなたは命を全うして消えてしまったかもしれないけど、こうして秋空の下で働いている人達を見て、気がついたんだよね。
 あなたからの贈り物に。
 本当にありがとう。